
出入国在留管理庁は2026年9月、特定技能の在留外国人数について2026年6月末時点の都道府県別・市区町村別の統計(速報値)を公表しました。当事務所では、これまで2025年12月末の統計をもとに「宮崎の特定技能」を分野ごとに解説してきましたが、今回の公表でその数字が半年分更新されました。
本記事では、宮崎県内で特定技能人材を受け入れている企業のご担当者と、県内で働く外国人ご本人に向けて、宮崎県の人数・分野別の順位・市町村別の分布・特定技能2号の伸びを、前回(2025年12月末)と比べながら整理します。
出入国在留管理庁の公表資料(特定技能在留外国人数のポイント)によると、2026年6月末の特定技能在留外国人数は全国で44万4,256人と過去最高になりました。このうち特定技能1号は42万5,961人、2号は1万8,295人です。
宮崎県の特定技能1号は3,346人で、都道府県別では47都道府県中33番目の人数です。九州・沖縄の各県と比べると、次のとおりです。
| 県 | 2025年12月末 | 2026年6月末 | 増加率 |
|---|---|---|---|
| 福岡県 | 13,943人 | 15,280人 | 9.6% |
| 佐賀県 | 2,840人 | 3,180人 | 12.0% |
| 長崎県 | 3,888人 | 4,276人 | 10.0% |
| 熊本県 | 8,019人 | 8,578人 | 7.0% |
| 大分県 | 3,305人 | 3,784人 | 14.5% |
| 宮崎県 | 3,012人 | 3,346人 | 11.1% |
| 鹿児島県 | 6,037人 | 6,868人 | 13.8% |
| 沖縄県 | 4,612人 | 4,859人 | 5.4% |
(出典:出入国在留管理庁「特定技能在留外国人数」第5表〔特定技能1号〕、2025年12月末・2026年6月末。増加率は当事務所で計算し、小数点第2位を四捨五入)
💡 ポイント:宮崎県の増加率11.1%は、九州・沖縄8県のうち大分県・鹿児島県・佐賀県に次ぐ4番目です。人数そのものは多くありませんが、全国平均並みのペースで受入れが進んでいます。

宮崎県の特定技能1号を分野別に並べると、次のとおりです。
| 順位 | 分野 | 2025年12月末 | 2026年6月末 | 増減 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 農業 | 931人 | 990人 | +59人 |
| 2 | 飲食料品製造業 | 707人 | 778人 | +71人 |
| 3 | 介護 | 635人 | 747人 | +112人 |
| 4 | 建設 | 199人(5位) | 227人 | +28人 |
| 5 | 外食業 | 203人(4位) | 218人 | +15人 |
| 6 | 工業製品製造業 | 140人(7位) | 171人 | +31人 |
| 7 | 漁業 | 146人(6位) | 151人 | +5人 |
| 8 | 自動車整備 | 21人 | 29人 | +8人 |
| 9 | 宿泊 | 8人 | 13人 | +5人 |
| 10 | 木材産業 | 0人 | 8人 | +8人 |
| 11 | ビルクリーニング | 16人 | 7人 | −9人 |
(出典:出入国在留管理庁「特定技能在留外国人数」第5表〔特定技能1号〕。順位は2026年6月末の人数順。航空3人・鉄道2人・造船・舶用工業2人は表から省略。2025年12月末の順位が異なる分野は括弧内に記載)
数字から分かることを、分野ごとに整理します。
当事務所が2025年12月末の統計をもとに分野ごとに解説した記事は、次のとおりです(順位・人数は2025年12月末時点のものです)。
2026年6月末の特定技能1号は、宮崎県内の25の市町村に在留しています。人数の多い順に10市町村を並べると、次のとおりです。
| 順位 | 市町村 | 2025年12月末 | 2026年6月末 |
|---|---|---|---|
| 1 | 都城市 | 716人 | 780人 |
| 2 | 宮崎市 | 738人 | 770人 |
| 3 | 日南市 | 213人 | 234人 |
| 4 | 小林市 | 188人 | 233人 |
| 5 | 川南町 | 189人 | 193人 |
| 6 | 延岡市 | 168人 | 181人 |
| 7 | 日向市 | 161人 | 171人 |
| 8 | 西都市 | 113人 | 142人 |
| 9 | 串間市 | 98人 | 105人 |
| 10 | えびの市 | 77人 | 97人 |
(出典:出入国在留管理庁「特定技能在留外国人数」第5表〔特定技能1号〕)
都城市と宮崎市では、分野の構成が大きく違います。
⚠️ 注意:この表は市町村ごとの在留者数で、個々の企業が何人を受け入れているかを示すものではありません。数値の扱いは、出入国在留管理庁の「利用上の注意」(速報値であることなど)もあわせてご確認ください。

熟練した技能を持つ方の在留資格である特定技能2号は、通算在留期間の上限がなく、要件を満たせば家族の帯同も認められます。宮崎県の2号は、半年で大きく増えました。
| 分野 | 2025年12月末 | 2026年6月末 |
|---|---|---|
| 農業 | 27人 | 58人 |
| 漁業 | 0人 | 7人 |
| 飲食料品製造業 | 1人 | 7人 |
| 建設 | 1人 | 6人 |
| 工業製品製造業 | 0人 | 2人 |
| 外食業 | 1人 | 2人 |
| 合計 | 30人 | 82人 |
(出典:出入国在留管理庁「特定技能在留外国人数」第5表〔特定技能2号〕)
全国でも特定技能2号は1万8,295人と、2025年12月末(7,955人)の約2.3倍になりました。宮崎県では農業が2号全体の7割を占めています。市町村別では都城市30人、宮崎市14人、延岡市8人の順です。
💡 ポイント:1号の通算在留期間は原則5年です。1号で働く方の在留が長くなるにつれ、2号の試験に挑戦し、移行する方が県内でも増えていくと考えられます。通算在留期間の数え方は「特定技能1号の通算5年|数えない期間と6年への延長」で解説しています。
| 分かること | 分からないこと |
|---|---|
| 都道府県・市区町村ごと、分野ごとの在留者数(第5表) | 個々の企業の受入れ人数や、受入れの可否 |
| 前回(半年前)との比較による増減 | 増えた人が新たに入国した方か、転職などで移った方か(第5表の範囲) |
| 1号と2号それぞれの人数 | 今後の受入れ見込数の変更や停止措置の予定 |
宮崎県で特定技能1号として働いている方
特定技能2号を目指す方
2026年6月末時点の速報値です。出入国在留管理庁は、特定技能在留外国人数を半年ごとに公表しています。本記事では、前回公表の2025年12月末の数字と比べています。
農業で、2026年6月末は990人です。2位は飲食料品製造業(778人)、3位は介護(747人)です。
分野別の人数を示す第5表からは、新たに入国した方か、転職などで移った方かといった増加の内訳は分かりません。なお、出入国在留管理庁は、2026年4月13日より前に受理した申請は受入れ見込数の範囲内で順次処理し、外食業分野内の転職等に伴う申請は通常どおり審査するとしています。
2026年6月末で82人です。2025年12月末の30人から約2.7倍に増え、うち農業が58人を占めています。
出入国在留管理庁は、特定技能在留外国人数を半年ごとに公表するとしています。2026年12月末時点の数字が、次回の公表対象になると考えられます。
💴 費用の目安:特定技能の在留資格認定証明書交付申請・在留資格変更許可申請・在留期間更新許可申請などのサポート料金は「料金表」に掲載しています。
当事務所は、宮崎県宮崎市の行政書士法人として、宮崎県内の企業さまと外国人の方の在留手続をお手伝いしています。
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本記事は2026年10月時点の公開情報に基づいて執筆しています。特定技能在留外国人数は速報値であり、後日修正される場合があります。実際の申請にあたっては、出入国在留管理庁の公式情報または当事務所までご確認ください。
本記事の執筆者:申請取次行政書士 中山 諭
行政書士法人みやざき国際法務事務所 代表
所在地:宮崎県宮崎市