
福岡出入国在留管理局(以下、福岡入管)は、2026年(令和8年)10月1日(木)から「天神分室」を開設しました。移転するのは審査管理部門の在留支援担当で、場所は福岡市天神のアクロス福岡3階、福岡県が運営する「FUKUOKA IS OPENセンター」の中です。この記事では、天神分室のお知らせで何が変わり、何が変わらないのかを一次情報に沿って整理したうえで、宮崎県にお住まいの外国人ご本人と、宮崎県内で外国人を受け入れる企業の人事ご担当者が「どこに行けばよいか」を窓口ごとにまとめます。
先に要点をまとめます。
💡 ひとことで言うと:10月1日からは「在留に関する相談は天神、申請は舞鶴の本庁舎(宮崎の方は宮崎出張所)」という整理になります。
福岡入管が公開したお知らせ(PDF)は1枚もので、内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 移転するもの | 福岡出入国在留管理局 審査管理部門の在留支援担当 |
| 移転の時期 | 令和8年10月1日(木)以降 |
| 移転元 | 福岡第1法務総合庁舎(福岡市中央区舞鶴3-5-25) |
| 移転先(天神分室) | 福岡県福岡市中央区天神1丁目1番1号 アクロス福岡3F(FUKUOKA IS OPENセンター内) |
| アクセス案内 | (公財)アクロス福岡のアクセスページ(https://acros.or.jp/access/) |
在留支援担当が置かれている「審査管理部門」は、福岡入管の公式ページでは「窓口業務、再入国、在留カードに係る申請・届出、在留支援関係」を担当する部門とされています。このうち在留支援関係の担当だけが天神へ移る、というのがお知らせの読み方です。窓口業務や在留カードに係る申請・届出まで天神に移るとは書かれていないため、来庁する目的が「申請・届出」なのか「相談」なのかを先に切り分けることが大切です。
来庁の目的が「申請・届出」なのか「相談」なのか。10月1日からは、この切り分けで行き先が変わります。
移転先のFUKUOKA IS OPENセンターは、福岡県が2024年(令和6年)10月17日に開所した、外国人住民向けのワンストップ相談拠点です。福岡入管が公開した開所案内によると、県と福岡入管のほか、福岡外国人雇用サービスセンター、福岡県弁護士会、福岡県行政書士会、福岡県社会保険労務士会、福岡法務局人権擁護部などの専門機関が連携し、就労・労働・住宅・医療・在留資格などの相談を24言語で受け付けています。相談は無料で、窓口・オンライン・メール・電話に対応しています(窓口は予約優先、オンラインは予約のみ)。
もともとこのセンターには福岡入管が専門機関として参加しており、「在留資格や在留に関する申請手続等の相談」を受け付けると案内されていました。10月1日の天神分室開設は、その相談機能をセンター内の分室として位置づけ直すものと読めます。
福岡入管は本局のほかに分室を持っており、それぞれ役割が違います。10月以降の全体像を表にします。
| 拠点 | 所在地 | 主な役割(公式ページの記載) |
|---|---|---|
| 本局(福岡第1法務総合庁舎) | 福岡市中央区舞鶴3-5-25 | 各種申請の受付窓口(6階)、審査管理部門(窓口業務・再入国・在留カードに係る申請・届出)、審判部門、警備部門 |
| 西新分室 | 福岡市早良区祖原14-15(5階) | 就労・永住審査部門、留学・研修審査部門。各種申請の受付は行っていない |
| 天神分室(2026年10月1日〜) | 福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡3F | 審査管理部門の在留支援担当(FUKUOKA IS OPENセンター内) |

本局の窓口受付時間は9時〜12時、13時〜16時(土・日曜日、休日を除く)です。審査管理部門については「9時〜16時」とされ、昼休み時間帯(12時〜13時)は企業・団体等の一括申請案件を除いて窓口業務を行うと案内されています。
福岡入管は本局のほか那覇支局と14の出張所(那覇支局管下の4出張所を含む)で構成され、管轄は福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・鹿児島県・宮崎県・沖縄県(那覇支局が管轄)です。
宮崎県内に住所のある外国人ご本人の在留関係諸申請(在留期間更新・在留資格変更など)は、原則として住所地を管轄する地方局・支局、又は分担する出張所で手続をします。宮崎県の場合は福岡入管の宮崎出張所です。
| 項目 | 宮崎出張所 |
|---|---|
| 所在地 | 〒880-0802 宮崎県宮崎市別府町1番1号 宮崎法務総合庁舎2階 |
| アクセス | JR宮崎駅〔西口〕徒歩10分/宮崎交通「裁判所前」下車 徒歩1分 |
| 電話 | 0985-31-3580 |
| 業務内容 | 在留審査一般・空海港業務 |
| 窓口受付時間 | 9時〜12時、13時〜16時(土・日曜日、休日を除く) |
| 分担区域(在留関係諸申請) | 宮崎県、熊本県 |
| 分担区域(在留資格認定証明書交付申請) | 宮崎県、熊本県 |
公式ページの分担区域を見ると、熊本出張所・大分出張所・鹿児島出張所の分担区域にも宮崎県が含まれています。県境に近い地域にお住まいの方や、勤務先の都合で隣県に出やすい方は、選択肢として知っておく価値があります。ただし、在留資格認定証明書交付申請については「一部の在留資格については取り扱っていない出張所がある」と注記されているため、出張所で申請する前に、その在留資格をその出張所で受け付けているかを電話で確認してください。
10月以降、宮崎県にお住まいの外国人ご本人が迷いやすいのは「相談したいだけなのに、どこに電話すればよいのか」という点です。相談先を目的別に整理します。
💬 相談したい
天神分室(FUKUOKA IS OPENセンター内)、インフォメーションセンター(0570-013904)、みやざき外国人サポートセンターへ。
📝 申請・届出をしたい
宮崎県にお住まいなら宮崎出張所(宮崎市別府町)へ。福岡本局は福岡第1法務総合庁舎6階の受付窓口。
| 相談先 | 何を聞けるか | 連絡先・時間 |
|---|---|---|
| 外国人在留総合インフォメーションセンター(入管庁) | 出入国手続・在留手続の一般的な案内。個別事案の進捗や許可の見通しは回答できない | 0570-013904/平日 8:30〜17:15(土日祝・12/29〜1/3を除く)。日本語・英語・中国語・韓国語・ベトナム語など11言語 |
| インフォメーションセンター 福岡窓口 | 同上(窓口) | 福岡第一法務総合庁舎/平日 9:00〜16:00。日本語・英語・中国語(韓国語は対応可能な場合あり) |
| FUKUOKA IS OPENセンター(福岡県・天神) | 在留資格・就労・住宅・医療など生活全般の相談を多言語でワンストップ。10月1日以降は福岡入管の在留支援担当(天神分室)も同じ建物内 | 0120-279-906(無料)/10:00〜17:00(月〜金、第3日曜・第4土曜。年末年始・祝日を除く)。24言語 |
| みやざき外国人サポートセンター(宮崎県国際交流協会) | 宮崎県内の生活相談を母国語で | 0985-41-5901/火〜土 10:00〜19:00(日・月・祝日・12/29〜1/3休館)。英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・タガログ語・ベトナム語・インドネシア語の7言語。宮崎市橘通東4-8-1 カリーノ宮崎地下1階 |
インフォメーションセンターの公式ページには、「各種手続・個別事案に関する進捗や許可の見通し」「審査の進捗状況」は回答できないと明記されています。「自分の申請はいつ結果が出るのか」を電話で聞いても答えは返ってこないので、その種の相談は申請取次行政書士など専門家への相談に切り替えたほうが早い場合があります。
また、インフォメーションセンターへの電話は休み明けの開庁日と午前11時〜正午に集中すると案内されています。急がない相談であれば、この時間帯を避けるとつながりやすくなります。
宮崎県内で外国人を受け入れる企業の人事ご担当者にとって、天神分室の開設で直接変わることは基本的にありません。ただ、福岡入管の拠点ごとの役割を知らないと、書類を持って行く先や送る先を間違えやすいので、押さえておくべき点を3つに絞ります。
📌 人事ご担当者への実務メモ:天神分室(FUKUOKA IS OPENセンター)は「相談」の拠点です。企業相談(外国人材の雇用・活用のアドバイス)も相談メニューに含まれていますが、届出や申請の書類をそこへ持ち込む場所ではありません。
天神分室が開設された2026年10月1日は、在留許可手数料の額の改定日でもあります。窓口の話とは別の制度ですが、10月以降に申請を予定している方は次の点を確認してから来庁してください。

お知らせで天神分室へ移るとされているのは在留支援担当です。福岡入管の公式ページでは、各種申請は福岡第1法務総合庁舎6階の受付窓口で受け付けると案内されています。宮崎県にお住まいの方は宮崎出張所が申請先です。相談は天神、申請は本庁舎または宮崎出張所、と分けて考えてください。
在留関係諸申請は、原則として住所地を管轄する地方局・支局、又は分担する出張所で手続をします。宮崎県は福岡入管の管轄で、分担区域として宮崎出張所(ほか熊本・大分・鹿児島の各出張所)が挙げられています。どこで手続をするかは、申請の種類と在留資格によって受付の可否が変わることがあるため、事前に電話で確認することをおすすめします。
外国人在留総合インフォメーションセンターの公式ページには、各種手続・個別事案に関する進捗や許可の見通し、審査の進捗状況は回答できないと明記されています。担当部署でも回答はできないとされています。
福岡入管が公開した開所案内では「相談無料」と記載されています。24言語に対応し、窓口は予約優先、オンライン相談は予約のみです。
宮崎県国際交流協会の「みやざき外国人サポートセンター」(宮崎市橘通東4-8-1 カリーノ宮崎地下1階)が、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・タガログ語・ベトナム語・インドネシア語の7言語で生活相談を受け付けています。開館は火曜〜土曜の10時〜19時です。在留資格そのものの申請手続については、入管の窓口や申請取次行政書士にご相談ください。
天神分室の開設は、福岡入管の在留支援担当が福岡県のワンストップ相談拠点の中に入る、という変化です。申請の受付窓口が動くわけではなく、宮崎県にお住まいの方の申請先も宮崎出張所のままです。一方で、同じ10月1日には手数料の改定が重なります。「どこに行くか」と「いくら準備するか」の両方を、来庁前に一次情報で確認しておくことが、二度手間を防ぐいちばんの近道です。
当事務所は宮崎市を拠点に、宮崎県内全域の外国人ご本人と受入企業様からのご相談に対応しています。申請取次行政書士として、申請書類の作成から入管への提出まで、ご本人の来庁負担を減らすお手伝いができます。
当事務所では、最新の制度動向を踏まえた上で、外国人ご本人・受入企業様の双方からのご相談を承っています。
まずはお気軽に無料相談をご利用ください。
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📞 電話でのご相談予約:0985-68-0851
出す前に、一度見せてください。
ご自身で出入国在留管理局へ在留資格の申請をされる方へ。提出の前に、申請書と添付書類を確かめ、足りない書類や気をつける点をお伝えします。オンライン(Google Meet・20分程度)でも、LINE でもお受けします。
・対象:在留資格の認定・変更・更新の申請です(永住は、宮崎県内にお住まいの方に限ります)。帰化は対象外です。
・オンライン(Google Meet)は、1つの申請につき1回です。LINE でのお返事は、同じ申請について、提出の前までお受けします。
・LINE のお返事の目安は、原則2営業日以内です(土日・祝日はお休みです。混み合うときは、お返事が延びることがあります)。
・書類の写しは、LINE かメールでお送りください。在留カードは表面だけを、マイナンバーの面は送らないでください。
・お伝えするのは当事務所の意見です。許可を保証するものではなく、結果は出入国在留管理局の判断によります。
・お伝えするのは、足りない書類や気をつける点までです。申請書の作成や書き直しの代行、文案の作成はしません。許可の見込み(通るかどうか)もお伝えしません(当事務所にご依頼いただく場合は、セルフ準備コース・ライトプラン・スタンダードプランをご案内します)。
・事実と異なる内容の書類だと分かったとき、またはご本人(ご家族を含みます)の申請でないと分かったときは、チェックをお断りします。
本記事は2026年9月時点の公開情報に基づいて執筆しています。窓口の所在地・受付時間・業務分担は今後変更される可能性があります。実際の来庁・申請にあたっては、出入国在留管理庁の公式情報または当事務所までご確認ください。
本記事の執筆者:申請取次行政書士 中山 諭
行政書士法人みやざき国際法務事務所 代表
所在地:宮崎県宮崎市